コーチングにおいて最も重要な要素は【ゴール設定】です。正しくゴールを設定できるかが、最初のポイントと言えます。
これはコーチングに限らず、巷にあるどの成功法則を見ても同じことが書かれており、何の目標もなく人生の夢は達成できないことは、容易に想像できることでしょう。
ゴールとは人生の目的のことですが、最初の壁としてよく聞かれるのが「何をゴールにすればいいか、よく分からない」というものです。
しかし、最初はそれでも構いません。まず重要なのは、ゴールを決めることが大切だという認識です。さらにゴール設定により自分は変われる、飛躍できる、という期待と確信。
この二つを認識することによって、実はもう変わり始めているのです。
あなたのポジティブなベクトルは期待とともに、既に未来に向いているからです。
ゴール設定におけるキーワードとは
人生の目標を決めるにあたっていつくかのルールがありますが、特に重要なポイントは以下の3つになります。
心からやりたいこと
大好きで、心の底から楽しくてしょうがない、ワクワクする。睡眠時間を削ってでもやりたい事。
【want to ~やりたい】とコーチングでは言いますが、この反対が【have to ~ねばならない】です。
人は好きなことをやるときは、とてつもない力を発揮するものなのです。逆に嫌々やると、パフォーマンスは急激に低下し、時間も浪費します。ゴールは常に心がときめくような分野を選ぶようにしましょう。
現状の外側に設定する
「現状の外側って何だろうな」と思われると思いますが、つまり、今の自分では到達できない、高い目標のことを言います。楽々やり方が分かるレベルのことは、ゴールと言えません。
例えば、現在の給料が20万円の人にとっては25万円はゴールにはなりません。何もしなくても、またはちょっと努力すれば到達可能だからです。それが300万というと、今のままでは無理です。無理だから、別の道を模索するようになる。そこから次のステップが始まり、人生に変革が起き始めます。
また、サラリーマンの人が部長とか重役になる、というのもゴールにはなりません。社内で一生懸命仕事をすれば可能であり、やり方はなんとなく見えているからです。見えているということは、自分の枠内のことでしかありません。つまり<現状の内側>になってしまいます。
あなたの本当のゴールはそんな小さなものではないはずです。
圧倒的に幸せになるために。想定以上の結果を出すために。もっとずっと高みへとゴールを設定することが重要です。
漠然としたものでOK
【思考は現実化する】で有名なナポレオンヒルのPMAプログラムなどでは、一番最初に「明確な目標」を設定します。これがPMAプログラムのキーポイントとなっています。
しかし、コーチングではさらなる飛躍を求めるために、現状の外側に意識を向けます。当然のごとく明確な目標は設定できません。なぜならば自分の想像を超える領域のため、明確なイメージが不可能だからです。
「なんとなくこんな素晴らしい感じ」これでOKです。詳しくは描写できないけれども、明らかに今よりも素晴らしい状態、レベルの高い環境をイメージするところから入ります。
コーチングでは一時的な目前の成功を求めるのではなく、人生のテーマを作ることによって、最高の自分を創造することを目標にしますので、その他の成功法則とは次元が違う手法を取ります。
もちろん目先の小成功を達成するためには具体的な明確なイメージで構いませんが、より大きなテーマの中に近未来の小テーマを作った方が、より人生は加速していきます。
具体的なゴール設定については、実際のコーチングで深く追求していきます。