40,000回のNO!を越えていけ【ネガティブ思考からの脱却】

ネガティブ思考からの脱却 コーチング

ある調査によると、人は小学校に上がる前までに4万回も「ノー!」と言われて育つそうです。つまり「あれダメ、これダメ。」です。

親が子供を躾ける段階でやむを得ない場面も多々あるかもしれませんが、その当たり前の言動があなたのメンタルブロックとなっているケースも少なくありません。

植え付けられたネガティブ思考

  • 「やめなさい!」
  • 「それはだめ。こっちにしなさい」
  • 「何やってるの!ダメでしょ!」
  • 「そんな事はしてはいけません!」
  • 「何であなたはいつもそうなの」
  • 「何で分からないの?ダメな子ね!」

聞き覚えのある言葉の数々かもしれませんし、自分も同じことをしているかもしれません。

とにかく子供は否定形の言葉を受けて育つことが多いようです。もちろん危険なものから守るために教える場合はいいのですが、問題は【伝え方】がどうなのか?なのです。

感情的に怒鳴れば子供の記憶に怖い想い出として残ります。
さらに叩かれたりしたら相当な心の傷となります。

犬も叩かれた記憶は一生忘れないそうです。人間も顕在意識では忘れていますが、潜在意識の情報としては一生残っています。

皆さんも両親に怒られた鮮明な記憶をたくさんお持ちでないですか?

これを情動記憶と呼びますが、ネガティブな記憶の内側には恐怖と憎しみのような感情も芽生えるものです。

その記憶が大人になってから無意識の言動となって露出します。これが性格の短所の正体であり、積極的人生を歩む上での障害となっていきます。

その後も続く周囲からの抑制

学校に入ってからも続きます。特に進路相談などでは、全て過去のデータを元にしますが、これも問題の一つとなります。

  • 「今の成績ではここが丁度いいでしょう」
  • 「ここはちょっと難しいでしょう」

このように限定されてしまうと脳の本当の力は出ずに、その辺りの学校にしか進めなくなってしまいます。

まだ時間があればちょっと上を目指すかもしれません。もちろん残り1ヶ月で偏差値20アップ等は無謀とも言えますが、大抵の場合は過去や直前のデータに合った学校を勧めるものです。

当然親や教師は生徒が苦しまないように愛を持って一番適したところを勧めるのですが、これでは平凡な位置に落ち着く結果しか出ません。

映画「ビリギャル」で偏差値を40上げて慶應義塾大学に合格する話は、夢のまた夢、あり得ないミラクルな一例としか考えていないのでしょうか?

でも教育者が正しいコーチングをすれば、ビリギャルのような事例も少なくはありません。

オリンピック競技

陸上競技を例にすると今は箱根駅伝でぶっちぎりの連覇(2017年現在)を成し遂げている青山学院も以前は予選落ちの大学でした。しかし2004年に原晋監督に変わってからは躍進につぐ躍進で、箱根駅伝三連覇を達成できたのは、明らかに選手の潜在能力を圧倒的に引き出した監督の力量と言えます。

他にも将来の職業に関して子供が特殊な職業に就こうとすると、必ず親や友達は否定します。

歌手・ミュージシャン・役者などの芸術関係は特に多いかもしれません。他にも今では大人が理解できないようなユーチューバー、アフィリエイターやプロのゲーマーなどもあります。

そして馴染みのない職業の名前が出るたびに、「絶対むり」「やめた方がいい。そんなんじゃ食っていけない」「有名になれるのはほんの一部」等の相手を想ってのことでしょうが、そのようは反応が返ってきます。

しかしチャレンジもしていないのに何故そのようなことが言えるのでしょうか?

俳優も全員が美人やイケメンではありません。ドラマや映画には老人も太っている人も、三枚目の役も必要なはずです。

太っている人専門の服の雑誌には、同じような体型のモデルが必要です。またユーチューバーなどで信じられないくらいの年収を稼ぐ人も少なくありません。アフィリエイターはある程度やればサラリーマンよりも明らかに収入は上になります。

ニーズはどこにでもあり、可能性もどこにでもあるのに、何故人はやる前から決めつけるのでしょうか?

結局は、幼い頃にごく当たり前のように植え付けられた「40000回のノー!」が原因となった制限なのでしょう。

人はもともと物凄い力を持って生まれてきた

アスリートなどで前人未到の結果を出す選手は、いくつかの共通点があります。

  1. 親が前向きでポジティブな発言が多い
  2. 監督やコーチが意識・無意識に関わらず、正しいコーチング理論を実践している
  3. 本人も未来志向で常に高いゴールを設定している

最近では脳科学や心理学の研究結果を応用して「褒めて、伸ばす」教育が多く行われるようになってきました。これは大変良い傾向にあると思います。以前のように怒り、怒鳴り、罰を与えるようなスパルタ教育は決して最良の結果を生み出しません。マイナスの言動はマイナスの情報として残るからです。

ビリギャルや青山学院大学の例だけでなく、高校野球でも監督が変わった直後から甲子園で優勝したり、Jリーグやプロ野球でも結果が出るケースは珍しくありません。

ということは「人は誰でも無限の可能性を持っており、それを引き出せるかどうかが運命を決定づける。」ということができるのではないでしょうか?

また子供や生徒、社員がイマイチな結果しか出ていないのなら、それは本人の資質ではなく親や教師、上司の方に問題があるのかもしれません。

まずは人間の可能性に気づくこと~コーチの必要性~

だから人は誰でも成功できる、幸せになれる可能性を持っている、という事実を知ることが大切です。子供の頃は環境を自分で選べないので無理もないかもしれません。しかし成人すれば、社会に出れば自分のことは自分で決定することができます。

4万回のノー!を超えるために。

自分の未来、住む家、職業、付き合う人、全て自分で決めることができます。

無意識の世界の領域は果てしなく続いており、底が見えません。今までは難しいと感じていたことでも、できる世界が必ずあります。やる前から諦めていたら道は開きません。

苫米地式コーチングやルータイス・コーチングは、その扉を開けることができます。自分ではなかなか開けない扉もコーチがいれば開けることも可能となります。

そのために存在しているのがコーチなのです。

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