コーチングとティーチング・カウンセリング・コンサルティングの違い

コーチングとティーチング、カウンセリング、コンサルティングとの違い コーチング

コーチングと似た職業や役割には、ティーチングやカウンセリング、コンサルティングなどがあります。

同じような職業に聞こえますが実際は全く違った手法をとります。まずはこの役割の違いを明確にしましょう。

ティーチングとは

★ティーチングは、ティーチャー(先生)がティーチ(教える)することです。

つまり特定の分野に基礎知識がない状態のクライアントに対して、具体的な知識やスキルを教えるものです。

要するに先生と生徒であり、様々なジャンルで当たり前のように行われているスクールのようなもので、ほぼ一方通行の授業になります。

あえてティーチングという言葉を作るようなものでもありません。なぜ<ティーチング>という言葉が流行り始めたのかも分かりませんね。おそらくコーチングのブームに乗っかってどこかの企業かメディアが横文字化したのが始まりなのかもしれません。

簡単に言うと、何かを学ぶために学校に行く類のもので、逆にティーチングという言葉をあえて使うのが恥ずかしいくらいで、私は日頃この単語は使いません。

  • 「最近こういう学校に通い始めた」
  • 「今度これを習いに行く」

このようなものに横文字は似合わないのではないでしょうか?

カウンセリングとは

★カウンセリングは、悩みを抱えたクライアントの苦悩を解決するために寄り添います。

カウンセリングは決して一方的なアドバイスをすることはありません。クライアントの話を遮ることなく、クライアントの話をよく聞いて共感し、受け止めて癒すことでクライアントを前向きな状態へと持って行きます。

よってカウンセリングではクライアントの現状にお付き合いすることになります。

しかし癒されて楽にはなりますがそこに成長はありません。あくまでも苦悩を取り除く役割であり、いかにしてマイナスな状態からノーマルな状態へと復帰させるかが求められます。

簡単にいうと、苦しみを取り除くのが主な役割となります。

コンサルティングとは

★コンサルティングとは、企業や組織の抱える問題や課題を見つけ出し、専門的知識により解決策を提案するものです。

いわゆる相談役であり情報の提供者であります。

つまりその企業の業務内容に関して、幅広く深い専門知識と教養、的確な提案力が要求されます。

よってコンサルティングは、深い専門的知識と分析力により、企業の現実的解決を促すのが主な役割と言えます。

コーチングとは

コーチの語源は馬車

★コーチングはクライアントの潜在能力を開花させて、ゴールを達成させるように導くことです。

コーチ(COACH)の語源は馬車。つまりクライアントを目的地まで運ぶことがその役割になります。

ところでコーチングでは基本的に講義のような授業は行いません。またクライアントの分野に関して専門的知識も必要ではありません。どんな分野にも対応できるのがコーチです。

何故ならば、コーチングは特定の知識を教えるものではなく、クライアントのエフィカシーを上げ、潜在意識への働き掛けを通して、ゴール達成への爆発的なエネルギーを発揮させることを目的とするからです。

まとめ

これら四つを簡単にまとめると、

  • ティーチングは教える
  • カウンセリングは聞く
  • コンサルティングは相談
  • コーチングは導く

となります。

この四つの職業の中で、クライアントの潜在能力を発揮し、新たな可能性の扉を開くことができるのは<コーチング>だけです。

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